グランサーズではバックオフィスのプロフェッショナルである公認会計士と税理士が運営する実務研修と検定試験を用意しています。この実務研修と検定試験は実際の経理現場からヒントを得て考案されました。
会社設立以来、お客様業務を行う中で発生してきたご要望や課題を認識し、そのご要望や課題に対する打ち手を考え、実行し、現場での状況をモニタリングをし続けていった結果、ノウハウが構築され続けています。
特に現場メンバーが持つ知識・経験を言語化し、私なりの視点も加えてマテリアル化をし続けています。それを研修や検定の形で、改めてメンバーに提供することでスキルアップを助ける、お客様サービスの品質をより高度にするとともに、社員のキャリアパスも実現していきたいと考えています。
グランサーズ株式会社
代表取締役CEO 公認会計士・税理士
筧 智家至
グランサーズの研修は豊富なお客様事例や実務を基に、基礎的な分野、実務的な分野に分けて、体系的な研修が行われています。
簿記2級が取得できるまでサポートされる座学研修と実際の業務において知識を生かすための実務研修およびロールプレイング研修があります。
研修は1か月目、2か月目、3か月目及びマネジメント研修に分けられています。
これらの研修特に公認会計士が現場で必要だと学んできたノウハウをグランサーズ式に落としこんだものです。
グランサーズで研修を受講した人のほとんどは未経験の方ですが、その後上場準備企業や一部上場企業に転職しています。
この研修では未経験の方が簿記2級や1級を取得できる知識が身につけられるのはもちろんのこと、経理実務の研修を通して一部上場企業に転職できるノウハウを伝達しています。
実務の研修では自分をモチベートする方法だけではなく、さまざまな会計ソフトを使いこなし入力実務を学ぶだけではなく、決算書の読み方、入力後の間違いの見つけ方、間違いを修正する方法、マルチタスクのやり方、管理部長補佐としてさまざまな方にディレクションをする力を学びます。
我々の研修は現場たたき上げの者が作った研修です。だから実務上必要なところにも手が届く研修カリキュラムとなっています。
グランサーズ式BASE検定は20年以上のバックオフィスでの実務を通して得られたノウハウをグランサーズ独自のメソッドを使い実務と座学を兼ね備えた試験とし、試験を受けた人のスキルを可視化している制度となります。
例えば、日商簿記だと仕訳問題があります。「何月何日に、何々を仕入れました。現金で払いました。」といったように、問題文で綺麗に情報が整理されていて、借方貸方で勘定科目と金額を入れれば答えることができます。他方、グランサーズの検定では、実際の請求書を証憑そのものをパソコンの画面に提示し、仕訳を選んでくださいという問題です。その仕訳も勘定科目と金額だけじゃないです。実務では消費税区分が非常に重要になります。簿記では深く学ばないエリアなので、簿記合格者であっても間違えてしまうことが多いです。リアルに実務をやっている感覚で取り組める試験を用意しています。
この検定を受けることで、現場での記帳力や決算書を読む力を測ることができます。
試験を受けるにあたって対象者の制限は設けていません。グランサーズでの教育を受けた人は全員全員受験をしています。
経験者・未経験者問わず受けていただいており、その経験年数に比例するようなスコアが出ています。逆に言うと、実務検定で実力を測ることができるというのがわかりました。
講義回数 | 講義タイトル |
講義内容等 |
---|---|---|
1回目 |
タスクマネージメント |
マルチタスク、ブレインストーミング、マインドマップ、MECE、時間管理マトリックス、緊急性、重要性、第1領域、第2領域、第3領域、第4領域、ガントチャート、To Do List、フレームワーク思考、一元管理 |
2回目 | 簿記一巡 |
あるべき(To Be)、事実、実態、会計基準、金融商品取引法、会社法、税法、グランサーズスタンダード、継続性の原則、取引、証憑、仕訳、試算表(TB)、決算書、貸借対照表(BS)、損益計算書(PL)、株主資本等変動計算書(SS)、キャッシュ・フロー計算書(CS)、税務申告書 |
3回目 4回目 |
BS・PL |
会計期間、期首、期末、経営成績、財政状態、資産、負債、純資産、資本、流動、固定、有形、無形、運用形態、調達源泉、他人資本、自己資本、正常営業循環基準、一年基準、トップライン、ボトムライン、収益、費用、段階損益、利益、所得、益金、損金 |
5回目 6回目 |
セルフチェック(BS・PL) |
推移表、変動費、固定費、月次チェックツール、水平分析(趨勢分析、トレンド分析、推移分析)、垂直分析、前期、当期、前期比較、前年同期比較、前月比較、異常値、マイナス残高(赤残)、仮勘定、突合(突き合わせ)、金種表、固定資産台帳、返済予定表、棚卸資産、棚卸、立会 |
7回目 | 認識と測定 業務フロー・証憑 |
認識 、現金主義、発生主義、実現主義、出荷基準、検収基準、測定、計上、原価、時価、業務フロー、販売、見積り、受注、出荷、売上計上、債権管理、請求、入金、消込、購買、発注、検収、仕入計上、債務管理、支払、消込、見積書、注文書、契約書、納品書、検収書、請求書、領収書 |
8回目 | 減価償却 | 取得、減価、時の経過、除却、売却、減価償却資産、備品、土地、ソフトウェア、取得原価、購入代価、付随費用、運送費、据付費、費用配分の原則、減価償却、定額法、定率法、直接法、間接法、耐用年数表、少額減価償却資産、一括償却資産、費用収益対応の原則 |
9回目 |
消費税 |
消費税区分、対象取引、対象外取引(不課税取引)、課税取引、非課税取引、課税売上、不課税売上、非課税売上、免税売上、課税仕入、非課税仕入、不課税仕入、仮受消費税、仮払消費税、未払消費税、未収消費税、軽減税率、4要件、輸入取引、課税売上割合、課のみ、非のみ |
10回目 |
卒業検定 |
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会計の概念から学べる
『会計をロジック的に考える』をテーマにして『会計とは』という概念的なところから実務に関する知識まで幅広く教えてもらえます。単純に講義を受けるだけではなく受講生が主体的に学べる環境です。
社員の理解度を確認しながら講義を進めるため、わからないところがわからないままにならずにしっかりと理解、納得ができます。
経理未経験者にとっても質問しやすい
『知らないことを恥ずかしいと思わず、どんどん質問してほしい』と質問しやすい環境です。どんなに小さなことでも分からなかったこと、気になったことは進んで質問できました。
有資格者が社内にいていつでも質問できるという環境は、特に経理未経験者にとってはとても勉強になります。安心して働ける環境だなと日々実感しています。
実務へのイメージが湧きやすい
会計を理解する考え方から教えていただきました。質問に対して適切な資料・ご経験・例示をセットでご教示頂けるので、すぐに実務イメージができましたし、毎回復習から講義を始めることも助かっています。
検定や小グループ研修は自分の弱点を毎回認識でき、復習時間として小グループ研修を設けてもらえます。わからないままにせずに弱点を解消し、自身の知識として蓄積できていると思います。
実務で経験のない証憑問題を毎月解いていることが実務にも役立っています。先日初めて海外口座の仕訳を起こす際に、TTS・TTBを使用することを学んでいたため抵抗なく業務ができました。
経理人材のスキルアップを目的とした事業「スタディジョブ」も運営しているため、オンラインアシスタント・秘書サービスのサポーティア(SUPPORT+IA)をはじめ、お客様を対応するグランサーズの担当者・メンバーにはその必要なノウハウや知識のインプットを常に行っています。グランサーズはバックオフィス業務において常に進化するトレンドをつかみ、他社にはない圧倒的な対応品質にこだわります。
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