海外送金の手数料を詳しく解説・比較!
オンラインアシスタント・秘書サービスなら「サポーティア(SUPPORT+iA)」
外国にお金を送るときには、海外送金をしなければいけません。個人として、外国の友人や家族にお金を送ったり、法人として海外の取引先に振り込んだりと多様な場面で行われています。
しかし、海外送金の仕組みは、一般的にわかりにくいと言われています。送金方法は多岐に渡り、手続きが煩雑であったり、時間がかかったりと様々な問題があります。
そこで今回は、海外送金時における手数料について、その詳細を解説し、更には実際の海外送金の時にかかる手数料を、サービスごとに比較していきます。
目次[非表示]
- 1.海外送金にかかる主な手数料の種類
- 1.1.送金手数料
- 1.2.受け取り手数料
- 1.3.中継銀行手数料(コルレス手数料)
- 1.4.為替手数料
- 1.5.リフティングチャージ料
- 1.6.銀行以外の送金サービスの手数料
- 2.主な海外送金サービスの手数料比較
- 2.1.オススメの海外送金サービスは?
- 3.まとめ
- 4.アウトソースを使って業務効率化を図るなら『グランサーズ株式会社』にお任せ!
海外送金にかかる主な手数料の種類
手数料といっても、いくつか種類があります。中には送金を依頼した時点ではいくらかかかるか分かっていない手数料などもあり、当初予定していた金額よりも少なく届いてしまったなんてこともありえますから注意が必要です。
まず、手数料について、種類別に解説していきます。
送金手数料
送金銀行に支払う手数料になります。金額固定のものもあれば、送金金額に応じて変動するものもあります。いわゆる海外送金の時に記載されている手数料は、ここの金額を意味します。
受け取り手数料
受け取り銀行に支払う手数料になります。金額固定のものもあれば、送金金額に応じて変動するものもあります。
中継銀行手数料(コルレス手数料)
送金時に中継する銀行が徴収する手数料になります。そもそも日本の銀行が海外の銀行に送金する際には、日本の送金銀行と海外の受取銀行との間に「コルレス契約」が結ばれていないと、直接送金をすることができません。
ですが、送金銀行と受け取り銀行の間にコルレス契約が結ばれていない時でも、手数料を支払うことで送金が可能になります。その時に発生する手数料が中継銀行手数料(コルレス手数料)です。
また、各銀行の契約の仕方によっては、中継銀行が複数になる場合もあり、その時は、各中継銀行ごとに手数料が引かれます。
更に注意したいのが、この中継銀行手数料は実際に送金するまで正確な額が分からないということです。送金主が事前に中継銀行手数料を支払うことも可能ですが、実際の送金で足りなくなってしまった場合は、受け取り額から更に差し引かれる場合もあります。
為替手数料
各銀行が採用する為替レートに含まれる手数料です。通貨の両替の際に発生します。
例えば、実際の為替レートが1ドル=109円として、海外送金時の為替レートが1ドル=110円と定められているとします。すると、1000ドル送金したい時に、送金主は11万円払わなければなりません。しかし、実際の1000ドルは日本円で10万9000円なので、この差額にあたる1000円が為替手数料にあたるといった具合です。
このような例から分かるように、送金する金額が大きければ大きいほど無視できない手数料です。
リフティングチャージ料
為替手数料を回避するべく、送金主が保有している通貨のまま送金しようと思っても、残念ながらそこにも手数料がかかります。
それがリフティングチャージ料です。
リフティングチャージ料とは、両替せずに同一通貨を送金するときに発生する手数料です。
例えば、外貨預金口座から外貨のまま海外送金するといった具合です。
しかし、多くの銀行が外貨預金口座からの海外送金にはリフティングチャージ料を設けていません。なぜなら、外貨預金口座に預金する段階で為替手数料を含む為替レートで両替されているからです。
一方で、日本国内から日本円のまま送金する場合には、リフティングチャージ料を取られる場合が多いです。
どの道、為替手数料とリフティングチャージ料からは逃げられないようにできているのです。
銀行以外の送金サービスの手数料
これらの手数料は、日本企業が最も頻繁に利用している「銀行を介した海外送金時」にかかる手数料です。
銀行ではない送金サービスを利用した場合の手数料は、上述の5つの手数料の中で、「送金手数料」と「為替手数料」として発生する場合が多いです。もちろん、あくまでそういった場合が多いだけで、サービスによっては中継銀行手数料がかかる場合もあるので注意が必要です。
主な海外送金サービスの手数料比較
ここからは主な海外送金サービスの手数料を比較してみました。各サービスを利用するには口座開設やアカウント作成がそれぞれ必要です。
また、各方法の手数料は、2021年6月4日付で各社のサイトから調べています。
楽天銀行
送金手数料 750円/件
円建て送金の時、固定費リフティングチャージ料 3,000円/件
中継銀行手数料 1,000円/件
三菱UFJ銀行
送金手数料 3,000円/件
上記の送金手数料は、インターネットバンキングで海外の他行に送金する場合の手数料です。(窓口の場合は7,500円)
円建て送金の時、円為替取扱手数料 送金金額の0.05%
三井住友銀行
送金手数料 3,500円/件(当日。事前受付だと3,000円)
上記の送金手数料は、インターネットバンキングで海外の他行に送金する場合の手数料です。(窓口の場合は7,000円)
円建て送金の時、固定率リフティングチャージ料 送金金額の0.05%
Wiseマルチカレンシー
イギリスの海外送金サービス会社です。
為替手数料を設けておらず、支払う手数料は送金の際の送金手数料のみです。
(固定料51円+0.63%変動手数料)
比較的少額の送金をする場合だと、手数料はかなり安く抑えることができるため、利用者も多いです。
Pay forex
東京に本社を置くQueen Bee Capitalが行っている海外送金サービスです。
支払う手数料は、送金手数料、為替手数料、中継銀行手数料、受け取り手数料があり送金額から差し引かれることになっています。
このサービスの最大の特徴は、送金金額が一定額以上であると送金手数料が無料になる点です。従って、大きな金額の送金に向いています。
SBI レミット
マネーグラム社と提携して海外送金サービスを行っています。
手数料については、送金手数料(業界最低水準の480円~)と為替手数料がかかります。
このサービスの最大の特徴は、10分で送金受け取り完了までできる速さです。
オススメの海外送金サービスは?
このように比較してみて分かる通り、手数料という面では銀行を介した送金より、送金サービスを利用した方がお得な場合が多いです。
また、上述したような送金サービスは、安全性の面も問題ないので、銀行の方が安全だといったことはありません。
送金が少額の方におススメするのは、送金サービス「Wiseマルチカレンシー」を使った送金です。手数料、スピード、信頼性、どれをとっても業界最高峰だと言えます。
また、送金額が大きい場合はPay forexの利用もオススメです。他のサービスが送金額に比例するように手数料がかさんでいく中で、送金額が大きいほど安くなるサービスは、高額のやりとりをする方には貴重だと思います。
まとめ
今回は海外送金時にかかる主な手数料の種類と、それぞれのサービスの手数料を見てきました。
あくまでも手数料は、海外送金の方法を選ぶ上で一つの判断材料に過ぎませんが、手数料一つとっても様々な種類があることが分かっていただけたのではないでしょうか。
実際に海外送金する際は、手数料の他に様々な条件を考慮して利用する方法を選ばなければならず、また、送金に関する諸々の手続きも必要です。
こういった諸々の作業を経営者自身が対応しているような場合には、オンライン秘書サービスなどを使ってアウトソースすることもオススメです。
ご自身の目的にあった最適な送金サービスで、賢い海外送金を行いましょう!
アウトソースを使って業務効率化を図るなら『グランサーズ株式会社』にお任せ!
海外送金ひとつとっても多種多様な方法がありますが、どれが自社に最適かわからない、というのであれば、業務効率化のサポートを行っている『グランサーズ株式会社』に相談してみてください。
グランサーズ株式会社では、『SUPPORT+iA』というオンラインアシスタントサービスを展開してくれます。インターネットを介して、優秀な人材が庶務、財務、経理、人事・労務、総務などのバックオフィス業務全般を代行してくれます。
また、アウトソーシングサービスでは、オフラインでの業務サポートにも対応してくれます。専門性の高いスタッフが会社に常駐し、コミュニケーションを取りながらバックオフィス業務を行ってくれます。訪問頻度や回数、時間などの希望にも柔軟に応えてくれますよ。