catch-img

海外送金に必要な日数は?最短で送金する方法と共に解説

オンラインアシスタント・秘書サービスなら「サポーティア(SUPPORT+iA)」
オンラインアシスタントはサポーティア(SUPPORT+iA)

昨今のグローバル化によって、プライベートでもビジネスシーンでも海外に送金する機会が増えていますよね。しかし、海外送金には実際にどれくらいの日数がかかるのか、また急を要する場合は送金日数を短縮できるのかなど、わからない点も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、海外送金の仕組みや海外送金に必要な日数、また最短で送金するための方法などを紹介します。

目次[非表示]

  1. 1.海外送金の仕組み
    1. 1.1.銀行による海外送金の流れ
    2. 1.2.海外送金サービスによる海外送金の流れ
  2. 2.海外送金にかかる目安日数
  3. 3.海外送金日数が遅くなる理由
    1. 3.1.中継銀行の多さ
    2. 3.2.国や地域によっては銀行システムが遅い
    3. 3.3.マネーロンダリングチェックに日数を要する
  4. 4.送金日数をできるだけ短くする方法
    1. 4.1.銀行の当日取組時限前に送金
    2. 4.2.週初めを狙って送金
    3. 4.3.現金受け取りの送金サービスを使用
  5. 5.まとめ


海外送金の仕組み

銀行による海外送金は、お金が届くまでに数日かかってしまいます。なぜ海外送金だとこれだけ時間を要するのでしょうか?その理由は、海外送金の仕組みにあります。


銀行による海外送金の流れ

海外の銀行に送金する際、SWIFT(国際銀行間金融通信協会)というシステムを介する必要があります。SWIFTは世界中の銀行同士を結びつけるネットワークです。海外送金ではこのSWIFTをシステムを通じて、下記のように送金銀行・受取銀行・中継銀行の3つで手続きが行われます。

① 海外に送金するときは、送金銀行へ送金手続きをして、送金したい金額と送金手数料を支払う。② 送金依頼を受けた送金銀行は「中継銀行」を介して海外の受取銀行へ送金。


海外送金サービスによる海外送金の流れ

海外送金では、銀行だけでなく、海外送金サービスを使う方法もあります。

海外送金に特化した海外送金サービスは、銀行での海外送金に比べて、手続きが簡単なのが特徴です。スマートフォンでも送金できるため、最近では多くの人が国際送金に海外送金サービスを利用しています。

また、海外送金サービスでは、送金手数料を安く抑えられるのも魅力です。為替レートがわかりやすく、中継手数料も発生しないからです。

海外送金サービスを提供している会社は、自社の口座を世界中に開設しており、独自の送金ネットワークによってお金の流れをシンプルにしています。そのため、送金手数料も最低限に抑えられるのです。




海外送金にかかる目安日数

海外送金にかかる日数は以下の通り。これはあくまで目安日数です。この期間内に必ず送金が完了するという意味ではありません。

Wise・・・1-2営業日
ゆうちょ銀行・・・最短2営業日(平均4営業日)
楽天銀行・・・送金日+1日〜3日
住信SBIネット銀行・・・数日間
ソニー銀行・・・3〜4営業日以上

銀行による海外送金は、先述したとおり送金銀行・中継銀行・受取銀行の3つの銀行を経由する必要があります。土日をまたぐと1週間程度の日数がかかる場合もあるので、ご注意ください。



海外送金日数が遅くなる理由

海外送金の場合、想定よりも多くの日数がかかることがあります。また、中継銀行での手続き時間などは事前に予測しにくい面もあります。海外送金が予想よりも遅れるときは、以下のような理由が考えられます。

中継銀行の多さ

SWIFTシステムでは最大3つの中継銀行を介することも。中継銀行が多くなればなるほど、手続きにかかる時間も増えてしまうので、結果として送金に時間がかかってしまうのです。また、中継銀行に着金した段階で週末に突入してしまうと、週末の間は中継銀行の業務が停止するので、さらに時間が掛かってしまうこともあります。


国や地域によっては銀行システムが遅い

また、受取銀行のシステム状況によって、海外送金が遅くなるケースもあります。送金する国や地域によっては、銀行のシステムが遅いことも考えられます。その場合、送金時にできることは限られてしまうため、送金日数を短くすることは難しくなります。


マネーロンダリングチェックに日数を要する

海外送金は犯罪に使われる可能性もあるため、マネーロンダリングのチェックや送金目的の確認などによって、犯罪を未然に防ぐ必要があります。送ったお金が犯罪目的でないかどうか、数日かけて調査される場合もあります。

もし調査の際に、追加の書類などを提出しなければならなくなった場合、送金人や受取人が再度手続きを行う必要も出てきます。そうなるとさらに時間がかかってしまうこともあるでしょう。

オンラインアシスタントはサポーティア(SUPPORT+iA)



送金日数をできるだけ短くする方法

銀行経由で海外送金する場合、SWIFTシステムを介することは必須です。その中で、いかに送金日数を短くするかを考えなければならない場面もあるでしょう。ここでは、送金日数をできるだけ短くする方法をご紹介します。


銀行の当日取組時限前に送金

まず、銀行の当日取組時限前に送金することを検討しましょう。当日取組時限とは、銀行が振り込みや送金などの受付を停止する時間を指します。当日取組時限前に送金の受付が受理されれば、当日中に銀行による送金手続きが行われます。一方で、当日取組時限後に受付が受理されてしまうと、送金手続きは翌日に回されてしまいます。

海外送金をする際は、なるべく当日取組時限前に送金の申し込みを行いましょう。不安な方は、午前中に手続きをすることで、送金日数を短くできる可能性があります。なお、当日取組時限は銀行によって異なるので、ホームページなどで事前にチェックしておきましょう。


週初めを狙って送金

銀行は一般的に、土日祝日は営業していません。送金をするときに土日祝日をまたいでしまうと、お金の動きが一時的に停止してしまうので、その分余計に時間が掛かってしまいます。土日を挟んだ場合、2日分は余計な日数が掛かることになりますよね。

したがって、週のはじめである月曜日に送金すれば、土日を挟まずスムーズに送金できる可能性が高くなります。


現金受け取りの送金サービスを使用

送金日数を短縮するために、ウエスタンユニオンなどの現金受け取りの送金サービスを利用する方法もあります。現金受け取りの送金サービスは、取扱店で現金支払いをすると、数時間、場合によっては数分で相手にお金を届けることができます。

一方で、高額な送金をする場合、現金支払い・現金受け取りにはやや不安が残るというデメリットもあります。緊急性があって、どうしてもすぐに送金しなければならないときは、時間のかかる銀行ではなく、現金受け取りの送金サービスの利用も検討してみましょう。




まとめ

今回は、海外送金にかかる日数や海外送金の仕組み、最短で送金する方法などを紹介しました。

銀行を利用した海外送金は、受取銀行に着金するまで数日かかります。さらに、土日祝日を挟んだり、犯罪防止目的での調査などが行われたりすると、さらに日数を要することもあります。また、国や地域の銀行システムによって送金が遅れる可能性も考えられます。スピーディーに海外送金したい方は、海外送金サービスや現金受け取り送金サービスの利用も検討してみてください。

なお、海外送金の送金手数料や中継銀行手数料の会計処理など、経理業務にお悩みの方は、『グランサーズ株式会社』に相談してみましょう。公認会計士の監修による経理・財務業務のサポートに強みを持つ、税理士法人が母体の会社です。オンライン・オフラインのどちらでも業務サポートに対応してくれます。専門性の高いスタッフがコミュニケーション重視で対応してくれるので、安心して業務の相談や依頼が可能です。ぜひお気軽にお問い合わせください!​​​​​​​

監修|筧 智家至(公認会計士・税理士)
監修|筧 智家至(公認会計士・税理士)
慶応義塾大学商学部卒。監査法人トーマツにて会計監査、株式上場支援、企業の経営改善支援に従事。平成24年筧公認会計士事務所(現:税理法人グランサーズ)を開設。常に現場に入り、経営者とともに課題に取り組み、経営者と常に相談しながら経営者のニーズに応え、解決策を導き出すことをモットーにしている。スタートアップ企業からIPO(上場)準備支援まで、あらゆる成長段階の企業のサポートをしており、税務会計顧問にとどまらない経営を強くするためのコンサルティングサービスに中小企業経営者の信頼と定評を得ている。東京商工会議所専門家エキスパート、セミナー実績多数。経営者向け人気YouTubeチャンネル「社長の資産防衛チャンネル」にも出演中。
グランサーズグループに興味を持っていただけたという方は、お気軽にご相談ください。
人気記事ランキングBEST 5
PDF資料ダウンロード
カテゴリ記事一覧
オンラインアシスタントの記事一覧
業務効率化・DXの記事一覧
経理の記事一覧
税金・税制の記事一覧
起業・ベンチャーの記事一覧
IPO・上場の記事一覧
ビジネスコラムの記事一覧