海外送金の方法とは?銀行と海外送金サービスでのやり方を解説
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海外送金の手段には、銀行窓口・ネット銀行・民間の海外送金サービスの3つがあります。
それぞれ手続き方法や手数料、着金までの日数が異なるので、これから海外送金を利用する企業は気を付けたいポイントです。
本記事では、海外送金の手続き方法や各種サービスの違いについて詳しく解説します。
目次[非表示]
- 1.海外送金とは
- 2.銀行窓口で手続きする方法
- 3.メガバンク3社の海外送金手数料
- 4.ネット銀行で手続きする方法
- 5.ネット銀行2社の海外送金手数料
- 6.海外送金サービスで手続きする方法
- 7.海外送金サービス3社の海外送金手数料
- 8.海外送金にかかる日数は?
- 8.1.【メガバンク】
- 8.2.【ネット銀行】
- 8.3.【海外送金サービス】
- 9.まとめ
海外送金とは
海外送金とは、日本から海外の口座に資金を送ることを指します。
海外送金の方法は、銀行および専門業者を経由する方法があります。銀行の場合、窓口だけでなくネット銀行でも手続き可能です。
どの方法で海外送金するかについては、手数料や着金までの日数で比較してみましょう。
一般的に、銀行窓口では手数料が高く着金に数日を要します。その一方でネット銀行、海外送金サービスの順に、手数料が安く着金までの日数も短くなっています。
銀行窓口で手続きする方法
窓口担当者から送金申込書を受け取り、必要事項を記入します。
窓口へ行く前に受取人の銀行口座(英字)情報を用意しておくとスムーズです。
送金申込書の記入が終わったら、必要書類を添えて担当者に提出します。
【必要書類】
- 取引名義人(法人)の本人確認書類
- 法人番号を確認できる書類
- 印鑑
- 通帳
- 取引の詳細が記載された書類
※法人の必要書類は金融機関によって若干異なる場合があります。
金融機関の窓口は、主に午前9時から午後3時までの営業ですが、来店が午後になると送金が翌日発信になる可能性があります。
メガバンク3社の海外送金手数料
銀行窓口でかかる手数料の参考として、メガバンク3社の海外送金手数料をご紹介します。
三菱UFJ銀行 |
みずほ銀行 |
三井住友銀行 |
||
本支店・現地法人 提携銀行など | ||||
7,000円 | ||||
他行あて | ||||
7,500円 |
いずれのメガバンクも、本支店などへの送金は7,000円、他行への送金は7,500円です。
ただし、メガバンクごとの独自のサービスを利用すると、海外送金の手数料は次のように変化します。
三菱UFJ銀行 | |||||||
テレビ窓口 |
三菱UFJダイレクト (インターネットバンキング) |
||||||
本支店・現地法人 提携銀行など |
6,000円 |
2,500円 |
|||||
他行あて |
6,500円 |
3,000円 |
みずほ銀行 | ||
みずほEBサービス |
コルレス先支払手数料 (手数料依頼人負担の場合) |
|
本支店・現地法人 提携銀行など |
3,500円 |
2,500円
|
他行あて |
4,000円 |
三井住友銀行 | ||
EB/Global e-Tradeサービスでのご依頼 | ||
本支店・現地法人 提携銀行など | ||
事前受付 2,500円/件 | ||
当日受付 3,000円/件 | ||
他行あて | ||
事前受付 3,000円/件 | ||
当日受付 3,500円/件 |
銀行窓口で手続きするより、銀行各社のインターネットサービスを利用すると手数料負担が軽減されます。
ただし、海外送金は別途為替レートに基づく手数料がかかります。詳しくはご利用の金融機関ホームページをご覧ください。
ネット銀行で手続きする方法
各ネット銀行によって手続き方法が異なるため、楽天銀行を例に解説します。
- 法人ビジネス口座にログインし、海外送金サービスから「商品・サービス一覧」→「海外送金」→ 「海外への送金」の順番に選択する。
- 次に「受取人登録/検索」タブを選択し、画面の案内にしたがって受取人や送金の情報を入力する。
- 「送金作成」タブより各種項目を入力し、送金内容確認後に「送金を依頼する」 をクリック。
上記の方法は新規で送金する場合の手続きとなります。
ネット銀行は一度振込先を登録すれば、以降は同一先への送金が簡略化できて便利です。
ただし、ネット銀行は個人しか利用できないものもあるため、口座開設する前に確認しておきましょう。
ネット銀行2社の海外送金手数料
ネット銀行でかかる手数料の参考として、法人の海外送金を扱う2社の海外送金手数料をご紹介します。
住信SBIネット銀行 |
楽天銀行 |
|
送金手数料 |
2,500円/件 |
1,000円 |
円貨送金時手数料 |
2,500円/件 |
2,500円/件 |
中継銀行手数料 |
2,500円/件 |
1,000円 |
受取銀行手数料 |
なし |
なし |
ネット銀行の海外送金手数料は、銀行窓口での取引に比べてかなり安い水準です。
ただし、別途為替レートに基づく手数料がかかる点は同様なので注意しましょう。
海外送金サービスで手続きする方法
海外送金サービスも各社で手続き方法が異なるため、Wise(ワイズ)を例に解説します。
- 無料でアカウントを開設する。
- 送金額を入力。
- 受取人の口座情報を入力。
- 本人確認を行う。
- 指定先の口座へ入金。
海外送金サービスは手続きが簡単なだけでなく、手数料も安く着金もスムーズです。
会社によって送金額の上限など細かい点が異なるため、アカウント作成前にしっかり確認しておきましょう。
海外送金サービス3社の海外送金手数料
民間で提供されている海外送金サービスでは、独自の手数料基準を設けています。
送金額および通貨、為替レートなどで変動するため、詳しくは各海外送金サービスのホームページをご覧ください。
海外送金にかかる日数は?
本記事で紹介したメガバンク・ネット銀行・海外送金サービスで、着金までにかかる日数は次のとおりです。
【メガバンク】
- 三菱UFJ銀行:現地の法令、慣習、通信事情等により、数日またはそれ以上かかる
- みずほ銀行:公示なし
- 三井住友銀行:公示なし
おおむねネット銀行と同等、またはそれ以上の日数がかかります。
【ネット銀行】
- 住信SBIネット銀行:SWIFT発信日からおおむね1日~3日程度
- 楽天銀行:おおむね送金日+1営業日~5営業日程度
いずれも受取国の規制や手続きにより、更に数日かかる場合があります。
【海外送金サービス】
- PayPal(ペイパル):即時
- SBIレミット:最短10分
- Wise(ワイズ):即座、もしくは1時間以内
送金する国によっては数日かかる場合もあります。
まとめ
今回は海外送金の手続き方法や各種サービスの違いについて解説しました。
海外送金のやり方やサービス内容は、銀行窓口・ネット銀行・海外送金サービスで大きく異なります。
海外送金を予定している企業は、口座やアカウントを開設する前にしっかり確認しておきましょう。
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