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財務と経理の違いとは?経理は過去のお金の処理って本当?

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財務も経理も企業の中でお金や数字を扱うという意味では同じ仕事です。

しかし財務と経理は向いている方向が正反対ですので、必要な知識も資格も大きく異なります。

この記事では、財務と経理の違いや、それぞれの業務に必要な資格を詳しく解説していきます。

目次[非表示]

  1. 1.財務と経理の違い
    1. 1.1.財務は資金の調達が主な仕事
    2. 1.2.経理は使ったお金の処理が主な仕事
  2. 2.財務の主な仕事
    1. 2.1.資金調達
    2. 2.2.資金の運用
    3. 2.3.予算管理
  3. 3.財務の仕事に役立つ資格
    1. 3.1.ファイナンシャルプランナー(AFP=FP2級)
    2. 3.2.ファイナンシャル・プランニング(FP)技能士
    3. 3.3.公認会計士
    4. 3.4.税理士
  4. 4.経理の主な仕事
    1. 4.1.現預金管理
    2. 4.2.請求と支払い
    3. 4.3.記帳と管理
    4. 4.4.集計と会計書類作成
  5. 5.経理の仕事に役立つ資格
    1. 5.1.日商簿記検定 (2級)
    2. 5.2.MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
    3. 5.3.経理・財務スキル検定(FASS)
    4. 5.4.経理事務パスポート検定(PASS)
  6. 6.まとめ
  7. 7.経理業務の外注なら「SUPPORT+iA(サポーティア)」へ!
  8. 8.関連記事

財務と経理の違い

財務と経理は似たような言葉でありながら、管理するお金の種類や業務内容は全く異なります。

財務は将来のお金を「調達する」のが主な仕事ですが、経理は「すでに使用したお金の処理」が主な仕事です。

財務と経理の主な仕事の違いを詳しく解説していきます。


財務は資金の調達が主な仕事

財務の仕事は会社の財務諸表を確認し、「これから使うお金の予算の計画を立てること」

「これから使う予定の資金を調達すること」「手元の資金を運用すること」などが主な業務です。

会社によっては財務担当者が株主などに対して、財務状況などを説明するIRの役目を負うこともあります。

企業の営業実施の結果である財務諸表を管理分析し、将来使うお金の計画を立てたり、そのお金を調達することが財務担当の主な仕事です。

経理のようにすでに発生した売上や支出に係る預貯金の管理や会計処理などを行うのは財務の仕事ではありません。


経理は使ったお金の処理が主な仕事

経理は経費などすでに使ったお金の会計処理などを行うのが主な仕事です。

使った支出を仕訳を行い記帳するという会計処理を行います。

また、売上に関しても売上を記帳し仕訳を行い、預貯金を管理します。

すでに発生した入金と支払いを管理して、財務諸表の作成までを行い、日々預貯金の管理を行うのが主な仕事です。

従って、財務のように予算を立てたり、資金調達をすることは経理の仕事ではありません。

基本的な業務は出金管理、経費精算、帳簿記帳、税金申告、給与計算など、すでに発生した支出や売上の管理や支払いや会計処理を行うのが経理業務です。



財務の主な仕事


財務の主な仕事は次の3点です。

 ・資金調達
 ・資金の運用
 ・予算管理

これから使うお金を調達したり、手元に持っている資金を運用したり、将来の予算を管理するのが仕事です。

財務の具体的な仕事内容について詳しく見ていきましょう。


資金調達

これから使う予定のお金を調達するのが財務の主な仕事の1つです。

資金調達の方法には、銀行からの借入、投資家からの出資、社債の発行などの手段があります。


資金の運用

会社が保有している資金を運用するのも財務の仕事です。

預貯金を株式投資に回したり、社債を購入したりする方法で運用します。

「どの程度の資金をどのくらいの期間運用できるのか」を的確に把握し、企業の資金繰りを悪化させないようにしながらも、高いパフォーマンスの運用を実現するのも財務の非常に重要な仕事です。


予算管理

翌年以降の予算を策定し管理するのも財務の仕事です。

予算は経営側の目標や経営方針に基づいて策定されるので、財務は経営とも密接な関係にあります。

経営側と意思疎通を取り、経営が求める目標を実現するための予算を策定していきます。

また、そのために資金調達が必要になるのであれば、資金調達も検討しなければなりません。

来年以降、お金をどのように使っていくのかの計画を立てることも財務の重要な仕事です。



財務の仕事に役立つ資格


財務の仕事には次の4つの資格が役に立ちます。

 ・ファイナンシャルプランナー(AFP)
 ・ファイナンシャル・プランニング(FP)技能士
 ・公認会計士
 ・税理士

それぞれの資格の内容や、業務に対してどのように役に立つのかなど、詳しく見ていきましょう。


ファイナンシャルプランナー(AFP=FP2級)

受験料
8,700円(税込)
資格取得までの期間
3ヶ月〜6ヶ月程度
合格率
40%程度

ファイナンシャルプランナーとは、企業の決算書分析だけでなく、個人の資産形成、教育資金、老後資金、資産運用、不動産投資、相続などのライフプランニングを行うことができる資格です。

AFPは日本FP協会が運営する民間資格です。

AFPの上位資格がCFPになります。

お金全体の流れや将来に対する備えを勉強できるので、企業の財務戦略策定にも役立ちます。

ファイナンシャル・プランニング(FP)技能士

受験料
8,700円(2級)
資格取得までの期間
3ヶ月〜6ヶ月程度
合格率
2級(2021年9月)

 学科試験:50.56%

 実技試験:60.26%

ファイナンシャル・プランニング(FP)技能士とは、ファイナンシャルプランナーの技能を認定する資格です。

FP技能士は一般社団法人金融財政事情研究会(きんざい)とNPO法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)によって運営されています。

1級〜3級があり、2級がAFPと同程度の難易度と言われています。

資格を取得すれば、金融機関の業務全般で役立つだけでなく、どのような企業においても財務戦略策定や資金調達の場面で重宝するでしょう。


公認会計士

受験料
19,500円
資格取得までの期間
2年〜5年程度   
合格率
10%程度

財務諸表が正しく記録されているかを調べる会計のスペシャリストです。

資格を取得すれば税理士登録もできるので、お金全般のスペシャリストと言っても過言ではないでしょう。

財務諸表作成から財務分析、M&Aに対する専門性も高いので、予算作成、資金調達、財務戦略の策定など、あらゆる財務上の業務をこなせるようになるでしょう。


税理士

受験料
1科目で3,500円、2科目で4,500円、3科目で5,500円、
4科目で6,500円、5科目で7,500円
資格取得までの期間
2年〜5年程度
合格率
1科目10%程度

税に関するスペシャリストです。

決算者の作成や分析もできるので、税金対策だけでなく、財務戦略の策定や、予算管理なども可能です。

公認会計士と同様に、取得することによって独立開業も目指すことができます。



経理の主な仕事


経理の主な仕事は次の通りです。

 ・現預金管理
 ・請求と支払い
 ・記帳と管理
 ・集計と会計書類作成

現在手元にあるお金を管理したり、すでに使った費用を支払ったり、会計処理することなどが主な仕事です。

経理の主な4つの仕事について、詳しく解説していきます。


現預金管理

会社の預貯金の管理を行います。

預貯金や現金が帳簿残高と合っているか日々管理するのが主な仕事です。

頻繁に銀行にも出入りして、預貯金や現金の出し入れを行います。


請求と支払い

売上先に対して請求を行い、仕入れ先や経費の支払いを行います。

請求した金額が入金されたかどうかの入金管理や督促を行うことも経理の仕事の一部です。


記帳と管理

売上や支出や資産の増減などの日々の収支を仕訳を行い、適切に帳簿へ記帳していきます。

この業務を適切に行っていくため、経理には基礎的な簿記の知識が必要になります。


集計と会計書類作成

帳簿に記帳したものを集計し、毎月試算表を作成し、決算時に決算書類の作成も行います。

なお、顧問税理士がついている場合には、試算表や決算書の作成は税理士が行ってくれるので、帳簿や領収書を税理士へ渡すまでが経理の仕事です。


経理の仕事に役立つ資格


経理の仕事には次の4つの仕事が役に立つでしょう。

 ・日商簿記検定
 ・MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
 ・経理・財務スキル検定(FASS)
 ・経理事務パスポート検定(PASS)

「会計処理」や「PCソフトの使い方」など、財務と比較して、かなり実用的な資格が多くなっています。

経理の仕事に役立つ4つの資格について詳しく解説していきます。


日商簿記検定 (2級)

受験料
4,630円(税込)
資格取得までの期間
2ヶ月〜半年程度
合格率
30.6%(2021年11月)

仕訳や財務諸表の作成を学びます。

2級では複式簿記を学ぶので、日常的な記帳を正確かつスムーズにできるようになるでしょう。


MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)

受験料
10,780円または12,980円(税込)(1科目)
資格取得までの期間
1ヶ月〜2ヶ月程度
合格率

スペシャリスト:約80%

エキスパート:約60%

Word Excel PowerPoint Access Outlook の5つのソフトの使い方をマスターする資格です。

1科目ずつ受験できるので、業務で使用するソフトだけをマスターすることができます。

経理ではExcelなどを使う場面も多いので「Excelの使い方が分からない」という方は資格取得を目指してみましょう。


経理・財務スキル検定(FASS)

受験料
11,000円(一般)
資格取得までの期間
1ヶ月〜2ヶ月程度
合格率
70%程度

資産・決算・財務・資金の4つの分野で実務と直結した知識を習得することができます。

経理人材を育成するための資格ですので、取得することですぐに経理としての事務レベルがアップするでしょう。


経理事務パスポート検定(PASS)

受験料
11,000円(一般)
資格取得までの期間
1ヶ月〜2ヶ月程度
合格率
   -

経理・財務スキル検定(FASS検定)の中でも、事務スタッフに必要な分野だけにフォーカスした資格です。

FASSでは財務に関連する知識も学ばなければなりませんが、経理のみの知識でよい方はまずはPASSを取得してみるとよいでしょう。




まとめ


財務とは将来使うお金を確保したり予算を立てることです。

一方、経理はすでに発生した売上や支出を処理することです。

同じようにお金を処理する業務ですが、財務と経理では向いている方向が正反対ですので、必要な知識も異なります。

資格取得を目指す方は「自分の業務にはどんな資格が必要なのか」という観点から、自分の仕事に最も適した資格取得を目指してください。



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監修|筧 智家至(公認会計士・税理士)
監修|筧 智家至(公認会計士・税理士)
慶応義塾大学商学部卒。監査法人トーマツにて会計監査、株式上場支援、企業の経営改善支援に従事。平成24年筧公認会計士事務所(現:税理法人グランサーズ)を開設。常に現場に入り、経営者とともに課題に取り組み、経営者と常に相談しながら経営者のニーズに応え、解決策を導き出すことをモットーにしている。スタートアップ企業からIPO(上場)準備支援まで、あらゆる成長段階の企業のサポートをしており、税務会計顧問にとどまらない経営を強くするためのコンサルティングサービスに中小企業経営者の信頼と定評を得ている。東京商工会議所専門家エキスパート、セミナー実績多数。経営者向け人気YouTubeチャンネル「社長の資産防衛チャンネル」にも出演中。
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