日本から台湾への海外送金、どんな送金方法がお得?海外送金の注意点などを解説!
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海外に送金をする場合、どのような方法で送金していいのかわからないという人もいるでしょう。確かに海外送金は国内の振り込みとまったく同じやり方ではありませんが、やり方のポイントだけ押さえれば、それほど難しくはありません。
今回は、台湾に送金する際の送金方法の種類、発生する手数料、注意点などについて、詳しく解説していきましょう。
目次[非表示]
- 1.海外送金の仕組みや種類
- 1.1.海外送金の仕組み・流れ
- 1.2.海外送金の種類
- 2.銀行利用での海外送金にかかる手数料の種類
- 2.1.送金手数料
- 2.2.受け取り手数料
- 2.3.中継銀行手数料(コルレス手数料)
- 2.4.為替手数料
- 2.5.リフティングチャージ料
- 3.台湾への海外送金、銀行利用でかかる手数料はいくら?
- 4.海外送金サービス会社、手数料や特徴は?
- 4.1.SBIレミット
- 4.2.Wise(旧TransferWise)
- 4.3.Western Union
- 4.4.PayPal
- 5.台湾への海外送金の注意点
- 6.まとめ
- 6.1.関連記事
海外送金の仕組みや種類
そもそも海外送金とはいったいどのような仕組みで行われるのでしょうか。ここでは海外送金の仕組みや手順、送金方法の種類などについて説明していきます。
海外送金の仕組み・流れ
国内で銀行を使って送金をする場合、直接受け取り側の所有する銀行口座に振り込みますが、海外への送金の場合、「中継(コルレス)銀行」を介しての送金となります。
送金の手続きは、受け取り側の銀行で行いますが、実際の送金はコルレス銀行を介して受け取り側の国の通貨へと外貨両替がされて、受け取り側の口座へ振り込まれる仕組みです。
台湾へ送金する場合は、コルレス銀行で日本円がニュー台湾ドルへと両替されます。送金側が送金の手続きをして、受け取り側に入金されるまでにかかる期間は、約1週間ほどです。
海外送金の種類
海外への主な送金方法は、銀行を利用した送金・海外送金サービス利用の2種類です。銀行を利用しての送金の場合、さまざまな手続きを行う必要があります。
それに対して海外送金サービスは、一切の手続きがシンプルになっており、手間をかけずに送金が可能です。しかし、近年では各銀行もweb手続きやアプリ利用などで、スマホなどネット環境さえあれば簡単に手続きが行えるようになっています。
銀行利用での海外送金にかかる手数料の種類
海外送金を銀行利用で行う場合、各種手数料が発生します。どんな手数料が発生するのか知っていないと支払いの段階になったときに困るので、把握しておきましょう。
以下に手数料の種類を挙げて簡単に説明していきます。
送金手数料
送金側が海外送金の銀行利用の際に発生する料金です。
受け取り手数料
海外送金を受け取る側が、銀行に支払う手数料です。
中継銀行手数料(コルレス手数料)
送金で利用した銀行と受け取り側が利用する銀行を仲介するコルレス銀行に支払う手数料です。日本と海外の銀行は、コルレス契約という契約が結ばれていないと直接的な送金ができない決まりになっています。
その中継係であるコルレス銀行の利用で発生する手数料がコルレス手数料です。この手数料は総金額や通貨によって変化します。
為替手数料
採用されている為替料に含まれている手数料です。日本円を台湾の通貨に両替する際など、両替時にこの手数料が発生します。
リフティングチャージ料
通貨を両替せずに同一の通貨での送金を希望する際に発生するのが、リフティングチャージ料です。別名・円貨取扱手数料と呼ばれています。
送金側が利用する銀行が、外資の口座も作れて両替する必要がない場合、そのまま送金することが可能ですが、その際はこの手数料が発生するので支払いをしなくてはいけません。
台湾への海外送金、銀行利用でかかる手数料はいくら?
台湾へ送金をする場合、一体いくらほどの送金手数料がかかるのか気になっている人もいるでしょう。次より、台湾への送金にかかる送金手数料について、送金方法別に紹介します。
各銀行で台湾への送金をした場合、発生する送金手数料はそれぞれ以下のような料金になります。
- 三井住友銀行
・SMBCダイレクト(ネットバンキング)利用:3,000円 ・店頭窓口:7,000〜7,500円 |
- 三菱東京UFJ銀行
・窓口:6,500〜7,500円 ・テレビ窓口 6,000〜6,500円 |
- みずほ銀行
・8,000〜8,500円 |
- セブン銀行
・950〜2,000円 |
- 楽天銀行
・750円 |
- ゆうちょ銀行
・窓口7,500円 ・ゆうちょダイレクト:3,000円 |
以上のデータを見ると、銀行利用での台湾への送金で最も安価なのは、楽天銀行です。他の銀行であれば受取人にも手数料が発生しますが、楽天は受取人の手数料が一切発生しないので、お得といえるでしょう。
海外送金サービス会社、手数料や特徴は?
銀行より手間がかからないといわれている海外送金サービスですが、果たして手数料はどれくらいかかるのでしょうか。
当記事では、ネット上で評判の良い海外送金サービス会社を4つピックアップしました。その4つの会社の特徴や手数料などについて紹介しましょう。
SBIレミット
インターネット金融サービスの先駆けであるSBIグループ傘下であり、2010年より国際送金サービスを行っている会社が、SBIレミットです。
全世界にあるさまざまな会社と連携しているため、台湾を始めとした合計200以上もの国への送金を可能としており、送金スピードも最短10分という短時間を記録しています。
一連の手続きもインターネット経由で簡単に完結できるので、手間がかかりません。送金手数料は最安価でわずか460円という業界最低水準なので、初めての方でも安心です。
Wise(旧TransferWise)
最安価1,000円ほどの送金手数料で台湾までの送金が可能なのが、Wiseです。公式サイトのトップページでは送金手数料のシミュレーションが可能なので、ある程度手数料の金額を把握できます。
日本語の対応がやや弱い、海外に受け取り専用の口座を用意しないといけないなどのデメリットはありますが、わずかな時間で送金完了できる、メリットの多いおすすめのサービスです。
Western Union
全世界200ヶ国に店舗を構えるのが、アメリカ大手の金融会社であるWestern Unionです。全世界に500万以上もの取扱店があるので、全世界どこでも送金可能です。
最低限の必要書類を用意するだけですぐに登録ができて、コンビニ送金・オンライン送金にも対応しているので、台湾まであっという間に送金を済ませることができます。
日本からは1度の送金で最大100万円まで送金できて、送金時間も早くてほんの数分で完了可能です。
送金にかかる手数料は金額によって異なりますが、最安価でわずか990円、最大9,000円ほどとなっています。
PayPal
オンライン決済サービスであるPayPalは、海外送金に特化したサービスではありません。
ただし、登録者によってお金の送金・入金ができるため、オンライン口座における海外送金も可能となっています。
送金にかかる手数料は1回につき、499円です。
台湾への海外送金の注意点
海外送金をする際に注意するべき点は、事前にどのような必要書類を準備するかを把握しておくことです。先述した通り、送金方法は、銀行やサービス会社の利用などさまざまですが、機関によって必要書類の種類は異なります。
会社によっては身分証明証だけでも問題ないというところもあれば、マイナンバーや各種書類の提出を求められることもあります。法人での送金が希望の場合は、より多くの書類提示を求められるでしょう。
そして、金融機関・会社によっては法人名義での送金は受け付けていないところもあります。法人希望の人は注意しましょう。
また、送金の限度額、送金完了までにかかる時間も、銀行・サービス会社によって違いがあります。自分が送金する金額を受け付けているところはどこか、どの機関・会社が入金スピードが早いのか、把握しておきましょう。
まとめ
海外送金をやったことのない人は、「いろいろな手続きがあって面倒くさそう」「受け取る側がお金を受け取るのに時間がかかりそう」というイメージがあるかもしれません。
しかし、現在はweb、アプリ経由で簡単に手続きが完了して送金が迅速に完了できる時代です。
いくつかのポイントさえ押さえておけば台湾への送金もすぐに完了できます。この記事を参考にして台湾への送金を円滑に進めていただけたら幸いです。
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