【2023年最新版】ゆうちょ銀行で海外送金!やり方や注意点などを紹介します
オンラインアシスタント・秘書サービスなら「サポーティア(SUPPORT+iA)」
海外送金とはその名の通り、国外を対象に行う送金です。国内同士の送金とは手順やかかる時間が大きく異なるため、海外送金を行う際は、事前に流れなどをしっかり確認する必要があります。
海外送金は送金する側だけでなく、受け取る側もいくつかのポイントに注意が必要です。本記事では海外送金の受け取りについて詳しく解説します。
※送金方法には「銀行振込」「現金書留」「為替手形の使用」などいくつかの種類が存在しますが、本記事では「銀行振込」のみを扱います。
目次[非表示]
- 1. ゆうちょ銀行で海外送金を行う方法
- 1.1.海外送金のやり方
- 1.2.海外送金の必要書類
- 1.3.海外送金で発生する手数料
- 2.ゆうちょ銀行で海外送金をする際の注意点
- 3.まとめ
ゆうちょ銀行で海外送金を行う方法
大前提として、ゆうちょ銀行の海外送金は個人向けサービスのみとなります。法人や人格なき社団など、個人以外を対象とした海外送金サービスは提供されていないためご注意ください。
海外送金には、国内送金とは異なる部分が多く存在します。ゆうちょ銀行で海外送金を行う方法について詳しく解説します。
海外送金のやり方
ゆうちょ銀行での海外送金は、窓口で行う方法と、ゆうちょダイレクト(パソコン・スマートフォンサイト)で行う方法の2種類です。今回はゆうちょダイレクトを用いた方法について解説します。
ゆうちょダイレクトでの海外送金の流れは以下のとおりです。
- ゆうちょダイレクトにログイン、未登録であれば申し込みを行う(無料)
- メニューから「国際送金」を選択
- 差出人情報・受取人情報の事前登録を行う。すでに登録が完了していれば「送金申し込み・照会」から「申し込み」を選択
- 注意事項を確認し、「同意する」を選択
- 差出人口座・受取人口座を選択
- 送金内容として必要事項を入力
- ワンタイムパスワードまたは認証アプリで認証を行う
- 申込内容が送信されゆうちょ銀行で審査が行なわれる。審査に問題がなければ送金が実行される
ゆうちょ銀行で海外送金を行うためには、事前に差出人・受取人の登録が必要です。複雑な内容は特になく項目を埋めていくだけで問題ありませんが、少しでも誤りがあると正しく送金できない恐れがあるため注意する必要があります。
海外送金の必要書類
ゆうちょ銀行での海外送金に必要な書類について紹介します。
窓口で申し込む際に必要な書類の例は以下のとおりです。
- 国際郵便振替請求書:事前にWebで作成できます
- ゆうちょ銀行の総合口座通帳またはキャッシュカード
- ゆうちょ銀行の届け印
- 本人確認書類
- マイナンバーが確認できる書類:マイナンバーを届け出済みの場合でも、海外送金取引の都度提示が必要です
- 送金目的や送金原資が確認できる資料:送金内容によって必要書類が異なります
※送金先の国によってほかにも情報が必要な可能性があるため、事前に確認が必要です。
ゆうちょダイレクトを利用する場合、申し込み時点で書類の提出はありませんが、後日郵送などで提出を依頼されるケースがあります。
必要書類を迅速・正確に提供できるかは、海外送金をスムーズに進められるかに大きく影響を与えます。どのような書類が必要かを事前に確認し、すぐに提供できるよう準備しておくと安心です。
海外送金で発生する手数料
海外送金は国内送金に比べ、高額な手数料が発生します。
ゆうちょ銀行の海外送金で発生する手数料は以下のとおりです。
- 口座間送金:窓口 7,500円/ゆうちょダイレクト 3,000円
- 調査請求・取消・事故訂正:窓口・ゆうちょダイレクトともに3,000円
上記はゆうちょ銀行で申し込む際に発生する手数料です。中継銀行や受取銀行(送金先の金融機関)によって別の手数料が差し引かれる可能性もあります。送金から着金までにトータルでかかる手数料は、中継銀行などの都合によって左右されるため、送金時点では正確な把握ができない点にご注意ください。
なお、海外送金手数料は消費税の課税対象外です。
ゆうちょ銀行で海外送金をする際の注意点
ゆうちょ銀行で海外送金を行う際は、以下3つのポイントに注意しましょう。
- 送金できる額に上限がある
- 提示された期間内に送金手続きが完了するとは限らない
- スムーズに送金できないケースについて事前に押さえる必要がある
注意点についてそれぞれ詳しく解説します。
送金できる額に上限がある
海外送金はいくらでも実施できるわけではありません。ゆうちょ銀行の場合、以下のように送金限度額が設定されています。
- 1回あたり:100万円未満
- 1日あたり:200万円以下
- 1ヶ月あたり:500万円以下
送金限度額は海外送金の申し込み時点における適用レートで換算された金額で判断します。
ゆうちょダイレクト国際送金の登録内容画面で、当日および当月の海外送金累積額の確認が可能です。また1ヶ月は歴月単位(毎月1日〜月の最終日)で累計されます。
海外送金の限度額について押さえておかないと、想定通りの送金ができずトラブルにつながる恐れがあります。必ず送金限度額および海外送金累積額を把握しましょう。
提示された期間内に送金手続きが完了するとは限らない
ゆうちょ銀行は、ゆうちょダイレクトから申し込みの場合は2~4営業日(窓口の場合は4~7営業日)で送金を実行すると案内しています。しかし、この期間内に送金手続きが完了するとは限らないと事前に認識が必要です。
海外送金では、情報の入念な確認や複雑な手続きを行う必要があります。申し込みが完了しても、内容の誤りや資料不足などによって手続きを進められないケースが少なくありません。前述したように、申し込み完了後に郵送による資料提供を求められるケースもあります。場合によっては1ヶ月前後の時間を要します。
ゆうちょ銀行による送金手続きが完了するまでの日数はあくまで目安として考えることが大切です。
なお、ゆうちょ銀行による送金手続きが完了しても、仲介銀行での手続きなども行うため、送金先に届くまでにはさらに時間がかかります。仲介銀行での取引にどれほど時間がかかるかは、送金時点では確認できません。
必要なタイミングまでに着金が間に合わなかったという事態が起こらないよう、余裕を持って送金手続きを進めるのが安心です。
スムーズに送金できないケースについて事前に押さえる必要がある
海外送金は複雑かつ正確性が求められる取引であるため、国内送金に比べてトラブルが起こりやすいです。海外送金が上手くいかないケースについて事前に知っておくことで、トラブルを防止し、スムーズな取引を実現できる可能性が高くなります。
海外送金が上手くいかない主なケースを紹介します。
- コード誤記載がある:SWIFTコードやABA番号など、コードが一文字でも誤っていると正しく送金できない恐れが大きいです
- 経由銀行の指定が必要:送金先の都合により経由銀行(仲介銀行/コルレス銀行)の指定が必要な場合、ケースによってはスムーズに進まない可能性があります
- 氏名や住所などの口座情報が古いまま:口座情報は取引時点における正しい内容での登録が必要です。氏名や住所などが古いままになっている場合、スムーズな取引ができないため、事前に最新情報への更新を行いましょう
海外送金は通常でも数日~1週間という長い時間がかかります。少しでもトラブルが生じると、より長い時間がかかるだけでなく、追加の手数料が発生する恐れも大きいです。正しい情報に更新しておくなど、十分な準備をする必要があります。
まとめ
ゆうちょ銀行に限らず、海外送金は国内への送金に比べて必要資料や手続きが多めです。少しのミスが資料不足によって、取引がスムーズに進まなくなる恐れもあります。海外送金を行う際は、事前に方法や必要資料などをしっかり確認しましょう。
なお、今回紹介した海外送金の方法はゆうちょ銀行のケースです。海外送金の基本的な流れはどの金融機関でも共通していますが、細かな部分に違いが有り得ます。海外送金を行う際は、利用する金融機関ごとに情報・案内を確認する必要があります。
関連記事