最近話題のデジタルトランスフォーメーションとは?事例をもとに徹底解説!
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最近、よく耳にするようになったデジタルトランスフォーメーションですが、実際のところどんな物かよく分かりませんよね。
実はデジタルトランスフォーメーションに取り組んでいる企業も多くあってその事例を参考にすることでイメージがつくと思います。
この記事を読み終わる頃には、デジタルトランスフォーメーションへの理解と関心が深まっていることでしょう。
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デジタルトランスフォーメーションの定義
正式名称「Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)」通称、DXはデジタル技術によってあらゆる人々の生活に変革をもたらすと言う意味があります。
より狭い意味では、ビジネスにおけるDXの定義は「デジタル技術によって業務効率や組織体制を変革した上で、競争上の優位性を確立する」必要があります。
つまり、ただデジタル技術を導入したからDXをしているとは言えないのです。
デジタルトランスフォーメーションを導入するにあたって知っておくべきこと
私たち日本の企業が欧米企業と同じ方法を使ってデジタルトランスフォーメーションを推進することは難しいと言われています。
- 旧態依然とした組織体制
- エンジニア不足
- 費用対効果、投資対効果
- 経営陣の意識
これらの課題をクリアするためには、日本型のDXを構築する必要があります。
日本型のDXとは?
では、具体的にどのような方法が日本企業には必要なのでしょうか?
それはエンジニア依存体制を辞めることです。
少子高齢化が進む現代日本では、深刻なエンジニア不足を抱えています。
デジタルトランスフォーメーションを推進したくても、社内にプログラミングやITスキルを持ったスタッフが居ない状態があります。
エンジニア依存体制を辞めるためには、専用にカスタマイズしたITシステムの導入を辞めてノーコード、またはローコード開発ができるクラウド型汎用システムを使うことが必要になるでしょう。
誰でもどこでも扱えるシステムで汎用性を持たせていくことで、従来の業務プロセスを根本から変えて行くことが望まれます。
導入時に注意すべき点
では、導入時に注意すべき点はどのようなことがあるでしょうか。
こちらでは2点ご紹介します。
ビジョンを定める
デジタルトランスフォーメーションの導入にあたっては、経営陣から末端の社員にいたるまで全員が変革を意識する必要があります。
そのために長期的な視野で見た場合の具体像を経営陣から示されなければなりません。
時には現行システムの方が使い勝手が良く感じ、新しいシステムを否定する部署も出てくる可能性があります。
そうなった場合、現行システムが稼働し続けている間はデジタルトランスフォーメーションを達成することは難しくなるでしょう。
いかに新しいシステムが有用で必要であるかは、ビジョンを通して周知をする必要があります。
スモールスタート・フェイルファースト
スモールスタートとは、小さく始めることを意味しています。
大がかりな現行システムから改修するのではなく、まずは小さな部門、システムから取り組むことでデジタルトランスフォーメーションに対する知識や経験を蓄積してノウハウを獲得することができます。
フェイルファーストは素早く実行して失敗したらその失敗から学ぶことを意味します。
全てのデジタルトランスフォーメーション移行が上手く行くことはまずないでしょう。
あらかじめ、失敗をすることは折り込み済みで早いサイクルで失敗と調整を繰り返し、業務を推進することが望まれます。
小さなデジタルトランスフォーメーション移行の計画を、素早く実行してフィードバックを得ることが最大の近道と言えるでしょう。
実際の導入事例
理屈や定義は辞書で調べれば出てきますが、実際の導入事例に勝る説明はないでしょう。
先んじてデジタルトランスフォーメーションへの移行をしてきた事例を見ることで、自社における活用の方法がイメージをしやすくなると思います。
製造業
製造業におけるデジタルトランスフォーメーションでは、機材の稼働率向上や製品品質、効率化などが特に重視されています。
事例を見ていきましょう。
株式会社クボタ
「Kubota Diagnostics(クボタ ダイアグノスティックス)」
3DモデルとAR機能を組み合わせた故障診断サービスです。
機材や建機の取扱経験や知識がなくても、故障診断を行えるようにすることで稼働率向上を目的に開発しています。
まさしく、誰でもどこでも扱えるデジタルトランスフォーメーションのお手本のような事例です。
ダイキン工業株式会社
場内の設備をネットワークでつなぎ、情報収集を標準化することを目的にプラットフォームとして整備されています。
- 製造現場データ発掘
- データの収集統合
- データの見える化と分析
- 価値提供
これらのサイクルを循環させることを構想としています。
この技術は日本でベースモデルを確立させた後は、海外拠点でも同様に導入をすすめてアプリ開発を可能にするなどしてグローバル活用の未来も見据えています。
銀行
銀行でもデジタルトランスフォーメーションは推進されています。
導入事例を見ていきましょう。
りそなホールディングス
対面しての対応を望む顧客が減少している課題を解消するために、非対面性チャネルの開発に注力をしています。
主にバンキングアプリを中心に据えて、デジタル分野のノウハウ共有や共創を目的としたオープンプラットフォームの展開をしつつ、アプリ戦略の強化に努めていました。
- アプリDL数は2年9ヶ月で300万DL達成
- 20代顧客層の開拓に成功
- 継続率8割
- アプリの行動分析によって、金融商品の購入率が2倍
また、全面的なデジタルトランスフォーメーション推進にあたっては、社内外に向けて「会社ぐるみでDXに取り組む」と言うメッセージを発信しています。
業務分野別の複線型人事制度を導入するなどして、積極的な組織体制の改革にも乗り出しており関心の深さがうかがえます。
東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社
「東海東京デジタルワールド」と呼ばれるDXプラットフォーム機能を実現しました。
- 使用ユーザーから得られたデータを活用した新規ビジネス機会の創出
- デジタル通貨、クラウドファンディングを主軸に据えた地方創生のプラットフォーム
- 社内業務の効率化
主に3つの目的を持って運用をされているDXプラットフォームですが、今後はこのプラットフォームを地域金融機関、事業会社に提供をすることで広範囲かつ多様な金融ニーズに即座に対応するべく取り組みを進めています。
小売業
小売業では、流通システムなどにデジタルトランスフォーメーションが活用されています。
事例を見ていきましょう。
株式会社平和堂
商品の発注作業をAIによる自動予測によって運用するシステムの導入を進めています。
発注作業には日々の販売実績のリサーチや、天候や気温による要素など様々な要因が複雑に絡み合っている中で、予測的に商品を仕入れる必要があります。
この発注作業には従来、専属のスタッフが長時間を要して作業をしておりました。
システム導入によるメリット
- 発注作業時間の削減
- 商品の欠品を防ぐ
- 廃棄ロスの低減
これらが期待されており、店舗のスタッフはその時間を来店していただいたお客様とのコミュニケーションや魅力的な店舗運営へ時間を割くことが可能になります。
株式会社TSIホールディングス
ECサイトのリニューアルを機に、販売スタッフ×コーディネイトに重きを置いて販売スタッフの魅力を店舗だけではなく、オンライン上にも展開をさせることで、顧客の中から店舗やスタッフへのファンを作ることを目指しています。
人事評価制度もECサイト上の活躍が反映されるように改革に着手をしており、まさに新しい時代のアパレルブランドとして注目されています。
まとめ
デジタルトランスフォーメーションと一言に言っても、その事例が様々であることが分かっていただけたと思います。
自社の製品、自社の制度にどんな形でデジタルトランスフォーメーションが活用できるのかを知って頂くためにも、先行的に導入を行っている企業を参考にするのは大変有効な手段となります。
まずは、経営者意識の変革からスタートするのがデジタルトランスフォーメーションの第一歩となるでしょう。
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